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地理子の部屋
ときどき日本を探検し、気になることを気まぐれに紹介していく地理好き地理子(ちりこ)の部屋。
 
 ●埼玉と東京の関係。
 
関東で暮らして約20年。主に東京を中心に埼玉、神奈川、千葉が生活の行動範囲なのですが、不思議と東京埼玉にあまり境となるものを感じたことがありません。埼玉に限らず神奈川、千葉も同様なのですが特に馴染みのある東京と埼玉がどうしても違う存在のように思えないんです…。調べてみるとなんと701年の大宝律令から廃藩置県(明治)まで約1170年間も、「武蔵」という同じ国だったんですねー。(驚)地理か歴史の授業で習いましたっけ?さらに驚いたのは、今は神奈川の中心である横浜辺りも同じ武蔵。そしてなぜか隅田川を境にした現墨田区江戸川区などはお隣の下総国(現千葉)。両国橋という橋は、武蔵国と下総国の両国を繋ぐことからそう名付けられたようです。
※郷土資料事典、日本の地名雑学事典参照。
 
大雑把な地図ですみません。(いくつかの資料を参考に起こしています)
 ●消えた香川と徳島。
 
四国四国はその名の通り、愛媛、香川、徳島、高知からなる4県。明治の廃藩置県以前の藩の時代においても伊予、讃岐、阿波、土佐の4つの国がありました。

ところが、明治4年の廃藩置県から明治22年までのわずかな間に四国がこんなに変わっていたことを知り驚きました。明治9年にはなんと、香川徳島(名東)が消えてしまいました。四国なのに愛媛と高知だけ。二国じゃん…。

香川は愛媛に。徳島(名東)は高知にそっくり編入。大胆…。徳島(名東)は数年で復活しましたが、復活と同時にそれまで徳島(名東)だった淡路島が兵庫に編入されてしまいました。(徳島側の内乱、財政問題などで)

小さいイメージのある四国ですが実際はかなり大きい。例えば高知市から愛媛の松山市まで行くには車で約3時間30分(高速)もかかります。四国全体の山脈の構造からしても現在の4県に分かれているのがやはり妥当かしら。
しかし、廃藩置県で伊予が松山県と宇和島県に分かれたことは、伊予における江戸からの歴史の重みを感じます。

※郷土資料事典参照。
 ●鹿児島の不思議な小さな町。
 

大きな地図で見る 
西郷隆盛、大久保利通、東郷平八郎(日露戦争・海軍大将)、山本権兵衛(第6代総理大臣)、大山巌(明治・陸軍大臣)、ら幕末から明治にかけて日本を動かす指導者となった彼等はなんと薩摩(鹿児島)の加治屋町(当時の下加治屋町)という70余軒の集落出身。

他に村田新八、西郷従道(西郷隆盛の弟)、黒木為禎、伊地知正治、篠原国幹、井上良馨、吉井友実らもこの町の生まれ。なんなんだろう、この超偶然。薩長土を中心に倒幕し、その薩長土(肥)を中心に新しい国づくり(明治)を行うことになったといえどこれほどの人材が同じ町から同じ時期に出るのは奇跡的。加治屋町は今もその名を残しています。鹿児島中央駅から歩いてすぐでした。

[司馬遼太郎:翔ぶが如くより]
大山は、鹿児島の下加治屋町という、七十余軒の集落で生まれた。大山の家は西郷の家の筋むかいの家の裏にある。大久保の家は五、六軒むこうの堤防下で、大山の家のむかいから五軒むこうに東郷平八郎という青年の家があった。東郷は少年のころ西郷の家へ毎日きて隆盛の末弟の小兵衛から素読をならった。
などとある。
 ●日本一小さい県。

日本一大きい都道府県は言わずと知れた北海道。では最も小さい都道府県はどこか?正解は四国の香川県。以前は大阪府が一番小さかったのですが埋立地が広がり、香川を逆転したようです。(笑)
その香川を北海道に重ねてみるとこうなりました。たしかに小さい。しかし香川はその北海道と、とても関わりが深いんです。それは「開拓」。香川は小さいこともあり、多くの方が新たな土地を当時蝦夷とよばれた未開の地、北海道に求めたようです。(明治政府の政策のもと)
開拓した土地は開拓者の故郷の名前をつけることも多く、現在でも北海道には香川という地名が何ヶ所も残っています。香川に限らず徳島、秋田、鳥取、岐阜など日本全国のいくつかの地名が北海道にあるのはそれが理由。
※北海道は未開の地とされていましたが、先住民のアイヌの方がはるか昔より暮らしてきた土地。
       
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 ●北海道を本州に重ねてみました。


北海道が大きいということは十分に分かっていながらも実際に行くと、その想像をさらに超える大きさであることを思い知らされます。「北海道はでっかいどー!」と言う人の気持ちが確かに分かります。(笑)
一体どれほど大きいのか…、
本州に重ねるとこうなりました。やっぱり大きい。車を運転する人にはよりその大きさが伝わるかしら。
実際日本の国土の約5分の1が北海道なんですねー。

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 ●日本の最南端はどこの都道府県でしょう?

日本の最西端は沖縄の与那国島。最北端は北海道の択捉島(北方領土)。ところが、日本の最南端(沖ノ鳥島)と最東端(南鳥島)は同じ都道府県なんですねー。
正解は、なんと東京都
しかし人が住んでいる日本の最南端は、沖縄の波照間島。最東端の南鳥島は特殊な方々が住んでいるというか…働かれています。

>>日本の最南端 沖ノ鳥島参考サイト(リンク)
>>日本の最東端 南鳥島参考サイト(リンク)
【正解】東京都
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 ●どっちが沖縄でしょう?

以前から気になってたんですけど、沖縄本島択捉(えとろふ)島って随分よく似てますよね?
島に骨格があるとすればほぼ一緒じゃないすか、整体師さん?(笑)でも、大きさは大分違います。右下が実寸の比較。
沖縄と国後
【正解】沖縄はBです。(択捉島は日本一大きい島)
 ●意外と大きい?日本列島


日本は小さいとか狭いとかよくいわれますが、日本国内を旅していて、小さいとか狭いという言葉を連想したことはありません。むしろその逆。日本は南北に長く、世界地図に重ねてみても意外と大きいことが分かります。例えばアメリカと比較すると南北の長さにおいては大きく変わりません。(鹿児島から沖縄までの海域も含めますが…)ヨーロッパ大陸においてもこうしてみるとやはり大きく感じます。

日本の国土の面積は第60位(独立国192カ国中)。しかし、200海里水域を含めるとなんと6位。ちなみに人口は10位(約1億3千万人)。
※地図は、Googlemapより
 

アメリカ大陸
ヨーロッパ大陸
アメリカ大陸
ヨーロッパ大陸
 
 
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