実は本日5品目の料理、新座市の「にんじうどん」を食べたところで、もう帰ろうかと思いました。なんだか、すっかり気分が満たされてしまったからなのです。（笑）

がしかし…、ふと「にんじんうどん」の隣を見ますと、「すったて」なる聞きなれない食べ物の店舗がありました。うん？すったてとは何ぞなもし…。思い直して並ぶのでした。こちらも約40人待ち。

すったてとは、「すりたて」が転じたものらしく、味噌と胡麻と新鮮な野菜（大葉、ミョウガなど）をすり潰した漬け汁に、冷たいうどんをつけて食べる川島町の郷土料理のようです。（パンフレットより）店舗の前で大きなすり鉢でゴリゴリすっていました。

埼玉だと「冷汁うどん」と呼ばれ郷土料理百選にも選ばれた料理がありますが、それとはどう違うのだろうか…、言い方の違いだけなのだろうかと、少しばかり疑問が残るのでした。
　

手渡されたすったてには、氷が一個ポトンと入っていました。より冷たくして味わってもらいたいのでしょう。コシのあるプルプルのうどんの上に、ミョウガやキュウリなどの新鮮な野菜が載せられ、さわやかな風味でとびきり美味しい…。夏にピッタリの料理。

冷汁うどんとほぼ同じような食べ物ではありますが、すったては、胡麻と新鮮な野菜の風味がより生きたうどんに感じました。それにしても美味しい一杯。感激。さすが埼玉はうどんの国。あまり知られていないような気がしますが…。

［すったてが食べられるお店］
●埼玉県川島町商工会（リンク）

※埼玉県川島町はここです。（Googleマップリンク）